「予約をする」は英語で何て言う?

reservations

日本では3月末といえば春休み。そろそろあったかくなり4月からの新学期や企業では新入社員が入ってきたり新しい生活に向けて少しうきうきする時期です。

アメリカでは学年が5、6月に終わり、8、9月から新学年の始まりなので3月というとそろそろ学年度の終わりに近づいてきたという感じがします。

3月はアメリカでも春休みの時期なのですが、日本のように全国だいたいどこへ行っても3月20日くらいから休みであるのに対してアメリカでは春休みの時期にかなりの幅があります。

私が住む地域では3月25日の週がお休みでしたが、その前の週であったり翌週、または4月の半ばであったり地域によって時期、またその長さもまちまちです。以前私が住んでいたインディアナの地域では春休みと秋休みをそれぞれ2週間ずつということに変更していましたので、長いところもあるんですね。

私はその春休みに家族でフロリダへ行きました。特に私が住む中西部では冬が厳しいので寒いところから逃れたいという気持ちが皆強くなるので、春休みというとフロリダやメキシコなど暖かいところへ出かけるのが定番のようです。高校を卒業する子供達が高校最後の思い出に友達たちと春休みにビーチへ出かけて大騒ぎをするというのはよく聞く話です。

さて、旅行に行く際にはホテルや飛行機を「予約」します。私たちはお金を節約するため飛行機を予約する必要はなく車で840マイル(1,344キロ)を走りましたが・・・。休みなしで12時間くらいなので、休憩や渋滞などで16時間かかりました。ほんとに長いですよね。もう二度と車ではフロリダには行きたくないと思いましたが、飛行機のチケット代を考えると仕方ないのかな、とまた考え直しています。

日本語で「予約をする」というとホテル、飛行機、レストラン、美容院などすべて同じ言葉を使います。

しかし、英語では何を予約するかによって言葉が違います。

ホテル、飛行機、レストラン、施設(例えば誕生会をするための会場)などの場所に関して予約をする場合は

reservation(s) (名詞)、to reserve (動詞)

を使います。

I made a reservation at Cap City Diner for two people at 5.

「Cap City Dinerで5時に2人で予約をとりました。」

何人かについて前置詞は “for” で時間は “at” です。レストランも “at” ですね。「予約をする」の動詞は簡単に “make” を使います。

Can I make a reservation for a party of 6 at 7?

「7時に6人で予約とれますか。」

この場合の “party” は日本語でいう社交的なパーティではなくグループという意味です。

上の写真はレストランの予約をするOpen Tableというサイトですが、そこに “Party of 2” と出ていますがそこで何人かを選択するようになっています。

余談になりますが、結婚式で新婚夫婦に付き添う人たちのことを “bridal party” と言いますがそれも同じグループという意味です。(結婚式についてはこちらも参考にどうぞ。)その他、政党のことも”party” と言いますね。アメリカでは二大政党があり The Republican Party (共和党)と The Democratic Party (民主党)です。あとは、契約書、訴訟などで “party(ies) concerned” というような言い方をしますが、その場合は「当事者」という意味になります。

“Party” を使わず、もちろん “Can I make a reservation for 6 people at 7?”でもいいです。

前置詞など不安であれば、簡単に “I would like to make a reservation.” (予約をしたいのですが)と言えば、”What time?” (何時ですか?)、”For how many people?” (何名様ですか?)など聞いてくれると思います。

もし、レストランが予約をとるかわからない場合は

Do you take reservations?” (予約はとりますか。)と先に電話をして聞くといいですね。

この場合の予約を「とる」動詞はまた簡単に “take” です。そして、”reservations” と複数になります。というのもAさんの予約、Bさんの予約など色々な人の予約をとるわけですからレストラン側では予約が複数入り、一般的に予約を受け付けますか、という質問であって特定の予約のことを聞いているわけではないからです。

“Reservations” が一番よく使われる言葉ですが、他に “to book” という動詞、”booking” という名詞も使えます。飛行機やホテルの予約をするサイトに booking.com というのがありますがその言葉ですね。

使い方は reserations と同じで

I booked a hotel room in Paris. (パリにホテルをとりました。)

“Booking” がよりイギリス英語で “reservations” がアメリカ英語だということも読みましたがそうでしょうか。たしかにアメリカでは “reservations” の方をよく聞く気がします。

さて、次に予約に使う言葉、 “appointments” です。

どういう時の予約かというと美容院、ネイル、お医者さん、セラピスト、マッサージ等。”Reservations” がホテルや飛行機、レストラン、何かイベントのチケット、電車の席など大きなところでの席や場所の確保に使われるのに対し、”appointments” は一対一で人と面談をしたり何かサービスを受ける場合に使います。

例えばお医者さんに行ったら受け付けで “I have an appointment at 3. “(3時に予約をとっています。)と言えばいいですね。

予約をとりたい場合は “I want to make an appointment with Dr. Taylor.” (テイラー医師の予約をとりたいのですが。)

予約を「とる」はこちらも簡単に “make” でいけます。誰の予約をとるかについての前置詞は “with” です。

ヘアサロンでも同じですね。”Can I make an appointment with Katy?” (ケイティさんの予約をとりたいのですが。)

商談で誰かと面会の約束をしている場合も同じで会社の受け付けで

I have an appointment with Mr. Rogers at 10. (ロジャースさんと10時に約束をしています。)

と言えばいいです。

“Appointment” は “reservation” と同じで複数にもなり例えばヘアスタイリストのケイティさんは今月すごく忙しいとします。すると、

I have so many appointments this month.” (今月は予約がいっぱい入っています。)と言えます。

この場合には “I’m totally booked this month.” (今月は予約がいっぱいであきがない。)というように先ほどの “book” を使えます。

“Reservations” や “bookings” は “to reserve,” “to book” と動詞として使えますが、 “appointments” の方は “to appoint” とは言いません。

“To appoint” は他動詞で、誰かを何かに任命、指名する、場所を指定する、などの意味になります。

He has been appointed as the manager of the sales division. (彼は販売部のマネージャーに任命されました。)

ということで、何を予約するかによって “reservation” と “appointment” を使い分けてくださいね。

<まとめ>

  • 飛行機・電車、ホテル、施設、レストランなど公共の場におけるスペース確保には “reservation”
  • 医者、美容院、ネイルサロン、弁護士、セラピストなど一対一で面会する場合は “appointment”

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