Precious はどういう意味?

Precious と聞くと私はずっと “precious metals” と言われるプラチナ、金、銀などの「貴金属」 を思い出し、それ以外では “precious time” 、貴重な時間という意味で

I spent my precious weekend at work. (貴重な週末に仕事をした。)

というようにやはり「貴重な」「大切な」という意味でしか思っていませんでした。

しかし、普段の生活でよく使われるのはやはり「貴重な」「価値がある」という意味ではあるのですが、少し違った感じの使い方です。以下の辞書にある3番目の意味ですね。(両方とも3番目になっています。)

https://www.merriam-webster.com/dictionary/precious

https://www.dictionary.com/browse/preciously

dear, beloved, greatly loved

大変愛されている、大事にされている、という意味ですね。

よく赤ちゃんや子供などの写真を見て、

She (He) is so precious!

と言います。確かに「〇〇ちゃんは貴重な子供である」という意味でもあり、真にいかなるものにも変え難い唯一の価値ある存在という意味も多分にありますが、他人が写真を見て言う場合はそのような意味も含みますが、日本語で言うと「かわいい!」という感じかなと思います。

英英辞書にも「愛されている」以外に「かわいい」というようには書いてありませんが、一般的な使われ方を見るとそういう意味だと思います。

単に “She’s so cute!” と言うと愛らしい、顔がかわいい、仕草がかわいい、などになりますが “precious” になるともう少し意味が深くなり、唯一無二、という意味も含まれる気がします。赤ちゃんの場合は本当に純真無垢でキラキラした目、屈託のない笑顔、正に「貴重」な存在だと思うので “precious” はぴったりの言葉です。

かわいい、と言えば

She’s adorable.

という “adorable” も小さい子供に対し大変よく使われる言葉です。

なんでこんな言葉を思いついたかというと長女がうちの犬にいつも

You are so precious!

と声をかけるのです。それを聞きながらうちの犬はほんとにかわいがられている、大事にされているなぁ、と感じるのですが、私が昔思っていた貴金属の “precious” とは少し違う使い方なので取り上げてみました。

かわいい=cute でなく、”precious” や “adorable” を使ってみると少しレベルアップした英語になりますね。

Photo by Minnie Zhou on Unsplash

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