Ohio Vax-a-Million

日本でも話題になったようですが、私が住むオハイオ州では18歳以上でコロナワクチン( COVID-19 vaccine )を接種した人に抽選で毎週一人、100万ドルが当たるくじ引きが行われています。12歳から17歳の人はオハイオ州にある大学費用4年分支給、という奨学金が当たる抽選がこちらも毎週一人行われており、いずれも5週間続きますので当選者はそれぞれ5人ずつということになります。
その名もVax-a-Million。Vaxは明らかにワクチンのことで vaccine は vaccinate という動詞になるのでワクチンをしてミリオンダラーという意味です。
私も友達から連絡をもらったので、抽選に入れておきました。普通の宝くじより当たる確率が高いし、くじを買う必要もないので当たれば本当に幸運ですね。
残念ながら今週が最初のくじ引きでしたがはずれ。でもあと4回、楽しみがあります!
今日(5月28日)時点で一回でもワクチンを接種したオハイオ州民は525万人ほどです。人口の比率でいくと44.9%だそうです。(https://coronavirus.ohio.gov/wps/portal/gov/covid-19/dashboards/covid-19-vaccine/covid-19-vaccination-dashboard)まだ半分にも至っていないということで、こういうことをしてなるべく多くの人に接種してもらおうという試みです。
全米でみると2億8千921万人が最低でも一回の接種を終えています。(https://ourworldindata.org/covid-vaccinations)
さて、日本はどうかというと少なくとも一回の接種が終了している人口はわずか760万人だそうです!(https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/progress/)
アメリカはワクチンが出来上がる前から数を確保していたこともありますが、一旦承認がおりてからは本当に驚くべき速度で接種を実施していきました。
私の義母は80歳を超えているので、最初に対象になっておりすぐにメールや電話がきていたようで、混乱もなく予約ができて大きな会場までは私が連れて行ってあげましたが2月に接種ができました。
近所の薬局やスーパーでも接種ができるようにしたり、大きなスタジアムを接種会場にしたり、最初は予約を取る段階で多少の混乱はあったものの、接種会場では本当に効率良くやってくれていて感心しました。
日本は国産ワクチンの開発ができなかったこともありますが、数の確保もおぼつかず、しかも予約、配布の仕方も悪いですね。遅れているのですから、なぜ、アメリカやその他外国の例を見てその失敗から学べなかったのかと不思議です。
ワクチンの接種もままならず、変異株が猛威を奮い、緊急事態宣言が延長されるも人々の外出は減らず、という状況でオリンピックを開催しようとするのは無謀なことのような気がします。
今回はただ身の回りで起こっているコロナワクチンの抽選について書いてしまいました。英語に関する情報がないので、ワクチン関連の言葉をいくつかあげます。
ワクチン | vaccine |
ワクチン接種をした コロナワクチンの一回目を受けた | I got vaccinated. I received the first dose of a COVID-19 vaccine. |
副反応が出た | I had a reaction. I had some side effects. |
免疫ができた | I am immunized. I am fully vaccinated. (コロナの場合2回目のワクチン接種後2週間経過すると 免疫ができたと今のところ考えられている。) |
注射を打つ | I got a shot. |
他の州でも同様の施策が色々発表されていますね。アメリカではワクチンを接種したいと思っていた人は既に接種済みで残りはどうするか迷っている人、様子見の人なので少しでも多くの人に接種してもらおうという試みです。
早く日本も接種を望む人がワクチンを容易に接種できて状況が安定してくることを望むばかりです。
Photo by Joshua Hoehne on Unsplash
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