日本の英語

今、日本に来ています。実家は関西ですが、今週は5年ぶりに東京にも行ってきました。

日本人は横文字が大好きですね。昔に比べるとアジアからの人たちもたくさんいますから街には中国語やハングルでの説明もよくありますが、それでも中国、韓国以外からの人向けに世界共通語として英語はどこにでも書いてありますね。

でも、 日本の英語 は仮に文法として正しくても表現として面白いものがたくさんあります。まずは上の左側の写真。

お店で小物を見ていたら冒頭の写真にあるお財布がありました。”Fortunate lovely dot”って何でしょうね??幸運を呼ぶかわいい水玉模様とでも言いたかったのでしょうか?でもこれだと水玉が幸運ってことになって面白いですよねー・・・。先の意味で水玉を使ったとしたら”dot”も”dots”と複数になるべきでしょう。

japanglish3

上のものはホテルに泊まった時に子供用に真空パックになっていたスポンジの袋です。

もしこのままの文を使うとすれば、”As soon as you open the package”とここは未来形にしなくてもいいと思います。そして”swell”はおかしいですね。”Swell”は同じ膨らむでも日常よく使う意味としては腫れるという感じでしょうか。怪我をして足が腫れるとか唇が腫れるとかそういう時に”be swollen”として使うことが多いような気がします。

あとは経済が拡大するとか人口が増大するとかそういう「膨らむ」にも使えます。

“swell”のもう一つの用法で私が知らなかったのは、例えば “You are swell.” という言い方で、「親切、優しい、すごい」等の意味でしょうか。物に対しても使えて「すごい、素晴らしい」というような意味ですが調べると30年代から60年代、70年代くらいまで使われたアメリカ俗語のようです。私は夫がよく友達に使っていたのを昔聞いて知ったのですが、彼、そこまで年じゃないんですが・・・?

oswaldあと、オズワルドという漫画がありますが(これはアメリカのものだと思うのですが、最初に知ったのは日本の実家に帰省中に近所の人が貸してくれたDVDだったので日本でも放送されていたのでしょうか?)この中でこの主人公(?)のたこがよく言っています。

 

話がそれましたが、スポンジが膨らむという場合の膨らむは”expand”の方が一般的でしょうか。

japanglish3

 

 

 

 

 

 

これは朝食バイキングがホテルであって、そこに書いてありましたが、英語を読んで “this side” ってどっちかな?と疑問に思いました。わからないですよね。食べる場所からフロントの方に向かっていくと返却場所がありました。

この場合だと “toward” の方がいいかと思いますが、TRAY RETURNがあっても、だからどうするの?と思ってしまうので、目的は返却してほしいということですから、まったく文章を変えて、”Please return your tray to the TRAY RETURN station located at the end of the dining room near the front desk.”  とか長くなりますが、もし場所まで具体的に言うのならそんな感じで書くとか、場所までは書かず、「指定の位置に」(designated area)などと書いた方がいいかもしれません。

このようにホテルにも面白い英語が他にもたくさんありました。明らかに日本語を直訳した結果こういう英語になったんだなと思いましたが、意味を伝えるためにはまったく違う文章にした方がいいこともたくさんあります。

残りの滞在中にも面白い英語を見つけたらまた投稿したいと思います。

You may also like...