Varsity と Junior Varsity

varsity football

9月に入り、アメリカでは新学期が始まったばかりのところもあれば新学期を迎え既に1ヶ月、数週間と経ったところもあるでしょう。今日は高校でよく目にする(耳にする) Varsity (バーシティ)と Junior Varsity (ジュニア・バーシティ) という言葉です。

私も娘が高校に入るまでは聞くことはあり、スポーツのチームのことであることはわかっていましたが深く考えたことがありませんでした。

バーシティチーム(Varsity team)というのはその学校を代表するチームのことを言います。

(イギリスや他の国では違うようなのでこれはアメリカに限定した話になります。Wikipediaを参照してください。)

学校のトップチームなので当然ながら3、4年のジュニア、シニア(先回の投稿の学年の呼び方参照)の生徒がほとんどですが、上手な子はソフォモアと呼ばれる2年生でもバーシティチームに入ることがあります。フレッシュマン(1年生)がバーシティに入ることはないとは言えませんが、かなり希だと思います。

高校では通常トライアウトといって技量を測る練習のようなものがあり、それを見て選手を振り分けますが、2年生でバーシティチームに入れるとかなり優秀、有望ということで親も喜びます。

親が子供がバーシティチームに入ったのよ!と喜んでいても意味がわからないとなんかスポーツチームに入ったのかな程度に思いますが、下級生で入れるというのは大きなことだとわかっていると一緒に喜んであげられますね。

バーシティの下にあるのがジュニア・バーシティ(Junior Varsity)チームです。略してJVとよく言われます。

このチームに1、2年生が入りますが、スポーツによっては希に3年生でもJVということもあるかもしれません。

断言はできませんが、大抵はVarsityとJVの二つのチームのいずれかに部員が入るのかと思いますが、人数の多いクラブになるとそこに一年生だけのFreshmanチームがあることもあります。

アメリカで人気があるといえばアメリカンフットボールですが、フットボールに限っていえば部員が多いので私が住む地域の高校でも一年生チームがあります。

高校に入ったばかりの14歳と高校卒業前の最後の年の18歳とでは体格にもかなり差があるでしょうし、スポーツのスキルレベルでも違うと思うので、そういう意味でも一年生だけのチームを作るのはいいことかもしれません。

高校のフットボールというのはやはり花形スポーツで金曜日の夜はどこの高校もフットボールの試合があります。JVやフレッシュマンはバーシティの前だったり土曜日にやったりします。

そして土曜日は大学のフットボール日曜日はプロのフットボール。大学とプロは熱狂的なファンがいるのでテールゲートパーティもよく行われます。プロのゲームが月曜日にあることもあり、それが Monday night football です。

ついでに言うと高校のフットボールが金曜日なのでミドルスクールの8年生のフットボールは木曜日、7年生は水曜日、となっています。このようにフットボールの試合が重なって観戦できないことがないようにきちんと曜日で各学年の試合が分けてあるんですね。こんなことも子供が学校に行くようになって理解したことの一つです。

フットボールが今から冬まであり、冬になるとバスケットボールが始まり、春はラクロスなど季節でそれぞれメインとなるスポーツがあります。

私は娘が今年 Varsity Cheer に入ったのでこの秋は毎週金曜日に地元の高校へフットボール観戦に行くことになりそうです。

Photo by Patrick Ng from FreeImages

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