お泊まり – Sleepover

sleepover

アメリカではほぼ全国でだと思いますが、もう夏休みに入っています。

私が住む地域は5月の最後の週末の前で終わったので既に2週間半経ちました。アメリカの夏休み、本当に長いですね!

しかも、学年が終わって夏になるので宿題もないし、やることはまったくありません!読書感想文のような課題はありますが、それだけで他には何もやることがないので当然子供たちは遊び放題です。

もちろん、そういう中でも賢く勉強する人、させる親もいるでしょう・・・。

小さい子供はサマーキャンプといって学校のように毎日行くところに行ったり、スポーツのキャンプや、半日だけどこか行くなどありますが、12歳を過ぎるとなかなかキャンプ自体がないのと、子供たちも行きたがらないので本当に困ります。

15歳になるとアルバイトができる場合もあるのでそうなるとまた状況は変わりますが、12~15歳くらいは一番難しい時期のような気がします。

夏休みになると朝早く起きなくてもいいので子供たちはお泊まりをしたがります。

それが今日の言葉の “Sleepover” です。

日本では私はお泊まり会などした記憶はまったくありません。小学校では友達は近所だったので泊まる必要がなかったと思います。中学になると少し学区の範囲が広がりましたが、それでもお泊まりはしたことなかったですね。高校はもっと皆遠かったのでそんな時間とお金をかけて友達の家に泊まりに行くなんて思いもしなかったです。

皆さんはどうですか。

これも世代や場所によって違うのでしょうか。

私が今住む地域では子供たちが頻繁にお泊まりをします。私は好きではないのですが、子供たちはいつもいつも “sleepover” したいと言います。

これは友達の家に行くのと、うちに来るのと当然両方あります。

言葉の使い方は、

Can I have a sleepover tomorrow?(明日お泊まりしてもいい?)

Sleepover は名詞になっています。

この場合、自分が行くのか誰か来るのかはわかりません。

Can I sleep over at Kelly’s house?(ケリーの家に泊まってもいい?)

Can Kelly sleep over at our house?(ケリーをうちに泊めてもいい?)

Sleepover を動詞にして “to sleep over at” で「誰々の家で泊まる」と言えます。

子供たちは例えば誕生会をお泊まり会にすることもあり、そういう場合は

sleepover party

になります。

Mike has a sleepover birthday party this weekend.(マイクは今週末お泊まりの誕生会をします。)

他にも

Pajama party

Slumber party

という言い方もします。どちらも誕生日などの特別な場合のパーティです。

何もないのにただ友達の家に泊まる場合は

to sleep over at~

to stay overnight at~

to spend the night at~

という言い方もできます。

I will stay overnight at my friend’s house.(友達の家で一泊する。)

「今日、お泊まりに行く」は

“I’m going to a sleepover today.”

お泊まりをすると特に子供が小さいうちははしゃぎ過ぎて寝られなくて翌日大変なことになる場合があるので私は嫌いでなるべくさせないようにしていました。今は娘たちがティーンになったのでよくしていますが、割とちゃんと寝るようになったので最近では翌日何もできない、ということはなくなりました。

私が一番気になるのが食事で、泊まりに来たら夕食まで用意しなくちゃいけないのかな、とか翌日の朝は?と思います。夜は食べてから泊まりにだけ来る子もいますし、朝は食べる場合もあるので、そういう時は何か用意しなくてはいけないし、そうかと思えば何も食べずに帰っていってしまったり、せっかく用意したのに食べない、など色々なので、なるべくお泊まりは避けて欲しいと思っています。

それと気をつけないといけないのはやはりよく知らない人の家には泊まりに行かせないことだと思います。何が起こるかわからないですし、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいてその友達がいて、とか変なことに巻き込まれないとも限りません。

友達になって両親とも何度か話したことがあるような人は家庭環境がある程度わかるので安心ですが、知らない人は要注意です。お泊まりでなくても人の家に行く場合には私は必ずそこの親に話をしてから行かせた方がいいと思います。

Sleepover culture、お泊まり文化はアメリカ特有のものかと私は勝手に思っていますが、世界の他の地域ではどうなんでしょうね。

日本では少なくとも私が子供だった時にはなかったです。日本の場合は家が小さいから友達をたくさんよべない、ましてや寝かせられないという事情もありますし、電車やバスに乗ってまで、お泊まりグッズを持って行くのが大変、というのもあると思います。

その点、アメリカでは家が広いのでソファやその辺の床ででも寝袋で寝ることもできますし、スペースの問題はありません。移動も車なので、そういう事情があって広まっているのかもしれません。

しかし、泊まった先でポルノを見せられた、性的虐待を受けた、などの事件もあるようで最近ではお泊まりに反対する人たちもいます。

https://abcnews.go.com/Lifestyle/dad-explains-bans-sleepovers-children/story?id=51138970

ここに自分の子供たちにはお泊まりをさせない人の記事がありますが、お泊まりをさせる人の意見、させることによる利点も載っていますので参考までに。

絶対お泊まりをさせない、という家族もあると思いますので、そこはやはり親の判断ですね。友達、家族を選んでさせるのが賢明だと私は思います。

I don’t like sleepovers. (私はお泊まり好きじゃないの。)

といつも子供の友達の親に私は言いますが、大抵の人が

Me, neither!(私もよ!)

と言います。しかし、結局子供が勝って、週に何回かはうちの長女は誰かのところへ行ったりうちに友達を連れて来たりしています。数人のいつも同じ友達なので持ちつ持たれつなのでそれほど心配はしませんが、

I still don’t like sleepovers! (それでもお泊まりは嫌い!)

です。

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