Wish と Hope の違い

wishクリスマスが近づく今の時期、”wish list” という言葉をよく聞きます。

自宅で子供が言う場合にはサンタさんからもらいたい物リストですね。学校でもクラスで先生が欲しい本や文房具などを “wish list” として出したりします。

写真の男の子がしている動作、腕は交差させなくてもいいのですが、人差し指と中指を重ねる動作は何か願い事をする、幸運を祈る時の動作としてアメリカでは定着しています。

起源はよくわからないようですが、昔から交差するところにはいい魂が宿る、また悪い魂を遠ざけると思われていたので人々が二人でお互いの人差し指を交差させた、ということがあった、とかもう少し後のキリスト教が禁止されていた時代には公に信者であることは言えなかったので親指と人差し指をL字型にして二人が合わせると魚のような形になり、人差し指を交差させてキリスト教徒であることを示した、などの説があるようです。

いずれにしても指を交差させる、”fingers crossed” で幸運を祈るという意味になります。

例えば就職試験の面接を受けて結果を待ってる時に “fingers crossed” と言えば受かるといいなーと願っていることを意味します。

Wishは数えることができて、よく誕生日ケーキのろうそくを吹き消す前に願い事を言いますがその時、”Make a wish!” と言います。

複数の場合は “Best wishes to you.” のようになってカードに書いたりします。

“wish” に関してクリスマスの歌(クリスマスキャロル:Christmas carol)で “We wish you a merry Christmas” という歌があります。

We wish you a merry Christmas, We wish you a merry Christmas, We wish you a merry Christmas and a happy new year.

という歌詞です。日本に在住の方は歌詞を聞いてもピンとこないかもしれませんが歌を聞くと必ず知っていると思います。

ここでの “wish” は動詞ですね。

「楽しいクリスマス、幸せな新年をお祈りします」ということで日本語だと「楽しいクリスマス、良い新年をお迎えください。」という感じでしょうか。

Wishの使い方:

  1. wish + 間接目的語 (you, them, him, her) +直接目的語

の形でこの歌の場合「あなた」に「楽しいクリスマス」を”wish”します。他にも

I wish you success in your new job. 「新しい仕事での成功をお祈りします。」

I wish you a happy married life. 「幸せな結婚生活をお祈りします。」

など、誰かに何かを祈願します、という時に使います。正式な場面やカードにもよく書く表現ですね。

2. 「〜したい」というような時に少し丁寧な言い方になりますが、to + 不定詞をつなげる

I wish to go to Japan next year.「来年は日本へ行きたい。」

のようにも使えます。

3. that 節でつなげられる節をつなげて(会話では that を省くことがほとんどです)学校でよく出てくる仮定法の使い方。実際には起こらなかったことについて

I wish (that) I had a big house.「大きな家があったらなー」(実際には小さい家しかありません。)

これは現在のことについて言っていて、that 節の文章の動詞は過去形になりますが、過去のことについてこうだったらよかったのになーという時は後の方の文章の動詞を過去完了にします。

I wish I had talked to him last week. 「先週彼に話せば良かった。」

さて、日本語で「願う」というと”hope” という言葉も出てくるので一緒かと思うのですが、これが少し違います。

例えば最初の誰かに何かをお祈りします、という時に “hope” は使えません。つまり、

“I hope you a happy birthday.” ということはできません。もし「楽しい誕生日をね!」と “hope” を使って言うのであれば

“I hope you have a happy birthday.”

と先の that節をつなげる形(ここでもthatは省けます)であれば言うことができます。

上の二番目の何かをしたいという表現には hope は同じように使えて

I hope to go to Japan next year. (「来年日本に行きたいと思っている。」)と言って問題ありません。

しかし3番目の仮定法の用法で、過去の出来事で完了してしまったことに対してこうだったらよかったのになーという気持ちを表す時には hope は使えません。例えば試験があって落ちてしまった場合に受かればよかったのになーと言う時に

I hope I passed the test. 又は I hope I had passed the test. とは言えないわけです。

その時は “wish” を使って “I wish I had passed the test.” と言えば「試験に受かれば良かったのに」と言えます。

Hope は現在か未来の話をする時に使うので

I hope I passed the test.

と言った場合、試験を受けてまだ結果がわかっていないことになります。

I hope I pass the test.

と言うと「試験に受かるといいな」ということになり、今から試験があることになります。

Hopeのあとの動詞は通常現在形ですが、まれに先のように過去形や未来形でもいい場合もあります。例えば

I hope it snows tomorrow.

I hope it will snow tomorrow.

いずれも明日のことを言っているので意味に違いはありませんがこういう場合は現在形が主流だと思います。

I hope he remembers me.

I hope he will remember me.

の二つを見ると最初の方は今「彼が私のこと覚えてくれてるといいな」と言っていて未来のことも含みますが、後者は明らかに「私のことを(この先)覚えていてくれるといいな」と未来のことだけを言っているので多少違いがありますね。

現在形にしておけば未来も含むので安心です。

あとよく使い言い方は現在進行形にする言い方です。”hope”は進行形にならない動詞と学校では習ったような気がするのですがよく聞きます。

例えば、

I was hoping that you could give me a ride to the airport this weekend. 「週末空港まで乗せて行ってくれないかなーと思ってたんだけど。」

I am hoping that it does not snow tomorrow. 「明日は雪が降らないといいと思う。」

なかなか難しいですが何かを祈願する場合、過去に起こらなかったことや現在でも実現可能性が低いまたはまったくない時には wish、現在や未来に起こり得ることに対する希望を表す時に hope を使う、と言えばいいでしょうか。

I hope you now know how to use “wish” and “hope.”

I wish everyone a merry Christmas and a wonderful new year!

 

 

 

2 Comments

  1. かあちゃんさん、どうもありがとうございます!!褒めてもらってとてもうれしいです!

  2. すっごく丁寧な説明。100点満点。最後のまとめがとてもよかったです!

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